Transport

CO2輸送技術

CO2輸送技術は、排出源より分離・回収した二酸化炭素を貯留地点まで輸送するためのものです。CO2輸送技術は、発電所に隣接したCO2分離・回収設備と貯留地点が離れている場合などにおいて、回収した二酸化炭素を安全かつ確実に輸送するために必要となるものであり、現在までにパイプライン輸送技術や、船舶輸送技術といった技術が開発されています。

パイプライン輸送技術

  • パイプライン輸送技術は天然ガス等の輸送手段として成熟した技術であり、陸上及び海上の双方で、大量の天然ガスや石油、水を日常的に輸送することができます。
  • 米国では長距離パイプライン(2,500km以上)が建設されており、実際にCO2が輸送されています。また、日本国内にも天然ガス輸送のためのパイプラインが設置されています。
既存のCO₂輸送技術の概念図
第2回検討会(GCCSI)資料より図を引用

本プロジェクトではこれらの既存の技術を活用しながら、洋上からの圧入・貯留を含めたCO2の輸送方式を確立することを目的として、基本となる概念コンセプトを構築するとともに、将来的な実証事業や大規模貯留に向けて実現可能性に関する検証を実施しました。

多水深対応SALシステム

  • 二酸化炭素の輸送と圧入を1隻の船舶で実施
多水深対応SALシステムの概念図

ソケットSPAR方式

  • 貯留地の洋上に「ソケットSPAR」と呼ばれる洋上浮体を設置し、CO2輸送船から「ソケットSPAR」を通じてCO2を圧入
ソケットSPAR方式の概念図